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2007年春の特集・日本のヒップホップシ-ンを斬る!
日本のヒップホップシーンを斬る / J-GREN拳太
5月16日
 J拳太GREN
J-GREN拳太
セルシオg









J-GREN拳太

















和RIGINALG







J-GREN IKKA






ウエストマニア春の特集コーナー、真の日本男児「J-GREN拳太」が斬り捲る!彼の目に日本のヒップホップシーンはどう映っているのだろうか。果たしてどうやって斬ってくるのだろうか。皆さん、とくとご覧あれ!

バツッと斬らして貰おうか!
心しろっ、ヤローども、これが誠。斬激をいざ!

日本のHIPHOP…。それは、良くも悪くもファッション性の強い、おおかたは、アメリカに張り付いた猿まねのかぶれ文化だ。HIPHOPの根本や本質を理解せず軽視した、うわべだけを真似しているコスプレだ。また、それにすら気付いていないヤカラが横行しているのが現状といえるシーンだ。そして、J-POPに翻弄され、ミーハーが主流になっている中身のないシーンだ。

先に言っとくが、そうじゃない奴も少ないがいる。しっかり自分達のことをやって、地を硬め、オリジナルで勝負しているリスペクト出来るかっこいい奴らだ。誰かとは、ここではあえて言わない。皆が感じ見定め、分かっていかなければいけないことだから。この多様化している世の中、受け取る側もリアルを求められるわけだしな。

俺にとって、HIPHOPとはGANGSTAなところから始まった。中3の時にはじめて買った洋盤のCDがL.L.COOL Jの「MAMA SAID KNOCK YOU OUT」で、その頃にはHIPHOPに触れているのだが、それはジャケ買いした一枚に留まるにすぎなかった。その後、ベニス系のハードコアバンドに強い影響を受けた。奴らの中には、ヒスパニック系や白人系のギャングが多く、ローク、バンダナ、オールバックにネット、ハイソックスにタンクトップ、鍛えた体に刺青。といったスタイルで単純にかっこよかった。「海の向こうの不良達は、こんな表現、こんなやり方、こんな出し方してるんだな」と思った。また、「これだ」という感じがあった。そして俺は、その爽やかでありつつもイカツイかっこよさに惹かれ真似をした。そこには、今までにないスタイルをいち早く取り入れているという優越感(当時は、ホントに情報がなかった)もあった。そして、ハードコアギャングDJとなり針を落としては、公然と許される暴力にも似たモッシュピットをつくり激しく遊んだ。それまでは、ガキの荒ぶる魂を出すとこがヤンキーや暴走族が大半であった時代だ。もとより俺達は、チーマー・愚連隊と呼ばれる、ストリート発のおしゃれに気を使うアウトローであったから、自然とGANG文化がリンクし溶け込んでいった。

そんなある日だった。俺が主催するいつものパーティーで、仲間のブラジル人にHIPHOPの時間を回させていたところ、どこか日本的にも聞こえるシンセが響き、太いビートがハコを揺らした。「おい!それっ!いいじゃんっ!。。。」そう、それがDR.DREのNUTHIN’ BUT A “G” THANGであり、俺のGANGSTA RAPとのファーストコンタクトであった。それから、黒いGANG達を知るのには時間はかからなかった。その音と文化は俺の中に入り込み、感じ、学び、影響していった。そして、気付けば俺の目の前にはGのマイクがあった。ちょうど、ストリートでの不良達の質が荒廃し、日本人の魂が欠落しているのを実感しはじめた頃でもあった。チームの集会で若い奴らに説教する延長(笑)じゃないが、そのマイクを握らずにはいられなくなっていた。もっと広く大きく言いたくて、伝えたくて、変えたくて、戻したかった。そして環境や状況は違えど、黒人達が自分達の事を叫ぶためマイクを握ったように、俺もストリートから自分達のことを叫ぶためにマイクを握った。そして今では、奴らが教えてくれた表現方法であるGANGTA RAPが、俺という人間の一番の出すトコとなった。

しかし、俺にとってHIPHOPやGANGSTA RAPというのは、あくまで、単なる別の国の不良やマイノリティー達が創ったものであり、自分と同じアウトローな種類の人間達が創った文化という認識だ。だから、学んだり、影響されたり、時には真似たりもするが、猿まねはしたくないし、かぶれたくもない。それは、愛しリスペクトするがゆえ当然でもあるし、何よりも自尊心と民族の誇りがあるからだ。ましてや、その向こうのGANGやアウトロー達に、男として、同じアウトローとして、負ける気はさらさらしないし、俺らの方がかっこいいとも思っている。要は奴らに対して、リスペクトできる良きライバルという感覚が根底にはあるのだ。また、今日奴らが成功しているのは、奴らが奴らを出す方法を創り出したからで、俺らは、奴ら黒人でもなければ、ラティーノでもない。そのラティーノ達を見ても、黒人達が創ったHIPHOPにかぶれたわけじゃなく、そのHIPHOPというアイコンを使って自分達を表現したから認められ成功したのだ。無論、俺ら日本人にもかっこいいものが沢山ある。だからそれを表現すればいいのであって、基本は、向こうっぽくとか、何々っぽくとかする必要は全くないのだ。

RAPで例えるならば美しい日本語を生かし、自分達の文化や持ち味を生かしたものを出せばいい。それをやってはじめて、日本のノリやバイブスが生まれるわけで、それがリアルでありホントのHIPHOPだ。日本人は器用で何でもすぐ出来てしまう。それも一つの持ち味だが、質を、中身を、本質を見失っては絶対にいけない。マネは、所詮真似でしかない。ジャパニーズウェッサイとかジャパニーズチカーノとか、それはそれでファッションだし、日本ならではいいのだが、コスプレのかぶれ文化でありHIPHOPではない。ホントに愛し理解するということは、本質を大切にすることであり、かぶれ文化から成長していくものであろう。今の俺達のHIPHOPシーンは、もっとクリエイトして自分達を、日本を出すべきなのだ。でなければ一生、奴らアメリカに勝つことはおろか、並ぶことさえできない。奴らからしても「よくできました」か「そんなに憧れてくれてありがとう」止まりだ。コバンザメが鮫になることはない。また、HIPHOPという素晴らしい文化の恩恵に対して少しでも感謝するのであれば、HIPHOPを教えてくれた恩師であり先輩でありライバルである奴らに、アメリカに、俺ら日本人のとてつもない歴史の上にあるヤバイ文化をにじませて、昇華させたHIPHOPを返してやるのが筋だと思う。そしてそれが、シーンをでかくするということでもあると俺は思う。

野球は、ベースボールという野球であって、ベースボールや大リーグのかぶれ文化じゃない。アメリカの良いとこは吸収し、自分達の、日本の、日本人のスポーツとして育った。それが、本家のベースボール・アメリカを席巻し、時間はかかったが目指していた奴らを認めさせた。そのことによりまたシーンは大きくなるのだ。もともと体や骨格の小さい日本人が剛の欧米人に対して、まったく同じ剛で勝負すれば勝てる確立は下がる。しかし、自分達なりの剛や柔で勝負したらどうであろう。硬いものには鋭く。重いものには素早く。押す力には引く力。大にはあえて小。また、自分にしかないもの、相手にないもの、それが大事なのではないのだろうか。

残念なことに今の俺らの業界は、そういう見地からは程遠いところにいる。目先の金と名声を追っかける、無責任で自分勝手なミーハーかぶれ文化万歳合戦に近い。何より、痛いぐらいにその認識がない。そこに義も心もありゃしない。これ以上、貧弱で誠のないシーン同様、そんな民族にならぬよう、俺はこの道を行く、ヤマトダマを仕込んで。




日本のヒップホップシーンを斬る / DJ GO
3月21日
 
DJ GO
DJ GO

さ~やってまいりました、ウエストマニアの特集コーナー第1弾・春の特集!今回は「日本のヒップホップシーンを斬る!」というテーマで、独自の視点からシーンを自由に斬ってもらっちゃいます☆第2回の何でも相談室より端を発したこの企画、まずは発起人のDJ GO君に責任を持ってトップバッターを務めてもらいましょう!それではGO君、お願いしますよ~♪

WHAT'S UP!!ウエストマニアな皆さん、元気ですか!?そろそろ暖かくなるし、俺は音楽に釣りに絶好調!!というわけで今回から始まるこの企画!!俺の言いだしっぺということで第一回目は俺、DJ GOが日本のヒップホップシーンをブッタ切るぜ!!とは言っても誰かをDISるとかじゃねぇ~!!「俺が考えるヒップホップはこうだ」とか「こうであってほしい」みたいなことをここでみんなに聞いてもらいたい!

まずはWESTCOAST HIPHOPシーンをさかのぼっていきたいと思う。そもそも俺的にWEST COASTな音楽と言えば「NWA」があがってくるが、この当時はWEST SIDEというよりは西も東もなくオールドスクール的な捉え方をしてしまうのは俺だけではないと思う。本格的に「西」と意識するような音楽はやはりDr.DREから始まりSNOOP DOGGY DOGGあたりになってくると思う。ただ当時は日本じゃごく一部の人達にしか西物というカテゴリーとして認知されなかったと思うし「ウェッサイ~!!」なんて言ってもわかる奴にしかわからなかった。この頃(1993年)の俺はDJを始めたばかりで1年後にクラブデビューしたんだけど、当時は今とは全く違うシーンだった!!(笑)何が違うってジャンルが今みたいに分かれてなかった。強いて言うならばヒップホップ、R&B、レゲエ、ハウス、テクノみたいな感じでEAST、WEST、SOUTHなんて有り得なかったんだ。俺がプレイしてた六本木R?HALLの「SUPER FLYDAY」ってイベントもオールジャンルイベントで色んな曲をかけたよ!(笑)でもその中でも俺は西物が好きだったから西物をガンガンかけてたけどね♪今じゃありえないトランスイベントに行くようなギャルが2PACとかでステージ登って踊ってるわけよ!ウケるでしょ!?SNOOPの「WHAT'S MY NAME」なんて俺が両手上げればそんな子達がPUT YOUR HANDS UPだよ!!(笑)ある意味昔はマジでヤバかった!!ちなみにこの頃からHOKT、EL-REYは仲が良くてよく遊びきてくれてたんだよ♪まぁ~そんな時代だったから俺にとってWEST SOUNDは特別なものでもあり自己満足的なものでもあった。そんな時代の中、俺なんかより先に活動していたのがGDX、DS455といった今でも活躍してるアーティスト達が当時から活動してたのだ!俺が好きになった音楽をやってるアーティストだったんですごく刺激を受けたことは今でも覚えている。で、この時代のこのシーンと今の違いを簡単に説明すると…。マイナス面=情報が少ない、PVがなかなか見れない、足を使わないと音源がゲットできない、服屋が少ない…などなど今とは全く違うと思う。でもみんなと違うことやってんだぞ的な優越感からするとこれも良かった気がする。DJの立場からすると完全なるプラス面もあった。それは今よりアナログが圧倒的に多いこと。おかげでメジャーからアングラまで手に入れることが出来た。それを考えるとこの時代にやってて良かったと心から思えるしすごく幸せなことだと思う。なんか今考えると、確かに西好き人口が少なくビジネスにするとなると今より大変だったけど、本当に好きな人間しかいなかったし、その分誇りに思ってこだわり続けてこれたと思うんです!だからこの頃の人達は今でも活躍してるということは間違いない!!ここで続けることは大切なんだ!ということが明確にわかるはずです♪

さて、時は進んで今現在。先ほどの話から10年以上経った今は、良く考えると凄まじいほど進化を遂げてきた。WEST COASTと言えば「ウェッサイね!」ってくらいシーンは広がったよね!?でもそれは昔からやってきた人達が一生懸命道を切り開いてきた努力の賜物!!(俺は除いて…笑)これは結果論でもなくまぎれもない事実として受け止めてリスペクトするべきだし、逆に今盛り上げてくれている若手アーティスト達にもリスペクトするべきであると俺は思う。リスペクト無しで盛り上げていくことは出来ないし、協力し合うことは大切なこと。そうしないともっともっとデカいシーンに発展していかないのだ。そして今、誰にでも簡単に曲が作れるようになりCDも簡単に作れるようになった。また昔の話を引っ張り出して申し訳ないが、なんせ昔は機材が鬼のように高いし自主製作でCDプレスなんてとうてい無理な話だし、今は本当に多少の金さえあれば手軽に製作できるようになった。それだけにここで誤差が生じてくるのだ!何故かと言うと…みんながみんなそうじゃないとは思うが、手軽に出来るイコール「手軽にリリース出来る」。←これは大きな間違いで何でも経験や段階がある!生まれもってのスキルがあれば話は別だけど、そんな奴はそうはいないしシーンが広がったとはいえそこまで甘くは無い。手軽に出来る分リスクも少ないし、コケても違うことすれば良いや!みたいな逃げ道ができてしまう。もしそんな考えでやってる奴がいるならば悲しいことだ。果たしてそんな奴がいるのかどうかはわからないけど、そうなりえる時代だから俺は言ってるのだ!俺なんかは趣味じゃ高すぎるほど機材買ってきたし、「この道で生きて行くつもりだ」っていうか「この道じゃないと生きていけない」。他のことするなら死んだ方がマシだよ!だから無理してでも自分に投資して寝ないで製作したりもしてる。それは偉いことでもなく当たり前のことで、活躍してるアーティスト全てがそうだと思う。だから簡単に出来るなんて思って欲しくないんだ!自分にも言えることだけどリリースして満足するんじゃなく、次へ次へとステップアップしていかないといけない。内容も進化し続けなきゃいけない。ここでDJの視点から斬らせてもらうと、特にMIX CDなんかはとりあえずリリースすれば小遣い稼ぎになるから♪なんてスタンスは特に良くないな…。仮に音楽を愛して音楽を広めたくてやってるとしても簡単なことじゃないんだ!!俺達はどれだけやってきたと思う?ハイクオリティーな物を作るために努力と研究を積み重ねてやっとだよ!!確かに俺もそれで金を稼いでいるけど、でもハンパじゃないくらい時間を費やして悩みながら作ってるよ。構成だけじゃない。コンマ何秒の世界までこだわって1曲つなぐのに何時間もかけてるんだ(これマジな話)。例えば理屈ではテンポが合ってても人間の聴覚的にシックリこなければ自分の耳に頼るしかない。どこに置けば良いグルーブになるかみたいな。だから正直な話、「何枚売れるかな~?」より「先に早く聴かせてぇ~!!」って思うんだよね♪こんなこと言うとこれからのアーティストにとって嫌な話かもしれないが決してダメ出ししてるわけじゃない。日本のWEST COASTシーンのレベルをもっともっと上げていきたいから言ってるだけでなんで勘違いしないでほしい。この話を聞いて「よしっ!ヤバいの作るぞ!!」って意気込んでくれて本当に自分が納得する良い物作りをしてくれれば良いな~と思ってる。手軽さに溺れレベルが下がれば下がるほど、世の中の解釈は全然違う物になってしまうしね。今や日本のヒップホップのレベルはかなりのとこまで来てると思うし、さらに上を目指していける状況だからなおさら頑張っていかなければいけないのだ。今回はヒップホップを斬るってことになったのかよくわからないけど、俺はこれから世に送り出されていくアーティスト達にこのことを心の片隅に置いて強い気持ちを持ってやっていってほしい!頑張らなきゃいけないということは俺も同じで、自分にも言っているつもりだ。やるのは簡単、やれるのは別の話で、常に自分に言い聞かせ決めたことを実行していける者が生き残れると俺は思う。どの世界もね!!

ってな感じで日本のヒップホップシーンを斬るっていうか、日本のヒップホップシーン発展のためにちと生意気言わせてもらいやした(笑)。今後はもっともっと説得力ある発言が出来るように良い物作って頑張っていきたいと思いますんで応援宜しくです♪ほんじゃ~また~☆ 


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