FINGAZZのニューアルバム「THE LATE NIGHT HYPE Vol. 2」の発売を記念してスペシャルインタビューを掲載!メロウ好き、トークボックス好きは必ずチェックすべきアーティスト、日本にも何回も来ていますww
Q:早速ですが今回のアルバムに収録されている曲の中で、特に思い出深いレコーディングがあったら教えて下さい。
A:そうだな、“Spot Light”っていうレコードが入ってるんだけど、Relっていう名前のアーティストの曲で、Ray Jもフィーチャーしてるんだ。これは最高のレコードで、すごく才能のあるRay Jと一緒に仕事できたことも嬉しかったしね。彼はスタジオにやって来てすぐ歌い始めてくれたんだ。
Q:Ray Jとは“Spot Light”の他にもLunchの“Get’em Girl”のリミックスを一緒にやってますよね。Ray Jとはどんな風にフックアップしたんですか?
A:オレのアーティストのLunchがLAの何かのイベントでRay Jと知り合って、色々話をしてたら気があったみたいで、携帯番号とかを交換してって感じで…。Ray Jは本当に地に足のついたアーティストなんだ。彼はBrandyの弟で、今色々盛り上がってるし、シングルがナンバーワンになったしね。メジャーなアーティストなんだけどすごく腰が低いし、地に足がついた人間。彼がわざわざオレたちのスタジオに来てLunchと一緒に仕事してくれるなんて、それだけでもすごいことだけど、Nate Doggとか誰でもそうだけど通常アーティストたちはスタジオに来て自分のフィーチャーされる部分をレコーディングしたらすぐスタジオを去るって感じだから、Ray Jもきっとそうするだろうと予想してたんだけど、彼はゆっくり時間かけて仕事してくれたし、スタジオでオレたちと一緒にハングアウトして楽しい時間を過ごしていったんだ。彼が音楽を作ることが本当に好きなんだってよく分ったよ。彼は単なるハリウッドのスーパースターって感じじゃないこともね。
Q:では通常ありがちなmp3の交換みたいな感じじゃなくて、実際にスタジオに入って一緒にレコーディングセッションをしたんですね?それはヤバイ!
A:そうなんだ。彼は実際にスタジオに来てくれて一緒に仕事してくれたんだ。で、彼がここに来た時に、他のアーティストたちも自分たちのレコードに彼をフィーチャーしたいって話もあるからって感じで色々他のビジネスに関する話もしたしね。彼も他にも色々またやりたいって話してたよ。で、RelもRay Jと一緒にやりたいって話をしてたんで、そこからコラボの話が始まったんだ。Ray JとLunchのコラボがキッカケになってね。そしてRay Jは本当に最高の仕事をしてくれた。
Q:Relは、Rel Princetonのことですよね?
A:そうRel Princeton。フィリピーノのラッパーの。
Q:“Spot Light”以外に印象に残るセッションとかはありますか?
A:他にはどの曲になるかな…全部好きだからね。どの曲のセッションもすごくいい思い出があるから…。多分Roscoeとのセッションかな。Roscoeとの仕事はいつも楽しいんだ。まるでオレの弟みたいでね。このアルバムには“On My Mind”っていうトラックが収録されてるんだけど、クールでレイドバックな曲だよ。
Q:今年中に彼の新譜がドロップされる予定ですよね?
A:そうだったと思うよ。彼はいつもレコーディングしてるからね。リリース日は知らないけど、いつも彼は音楽を作ってるから。
Q:Roscoeとは最近フックアップしたりしてるんですか?
A:最近はやってないね。最後に一緒にやった曲は何だったっけかな…。あ、違う違う。ウソついちゃったよ。一緒に仕事はしてないけど、Ray Jが最初に(スタジオに)来た時にオレたちはRoscoeを呼んだんだ。Ray JとRoscoeは友達だし、Roscoeはオレのスタジオの近くに住んでるから、電話して「今ここにRayが来てるから遊びに来いよ」って言って、みんなでハングアウトしたんだ。数ヶ月前の話だよ。Roscoeとはまた近々フックアップすると思う。いつもオレたちは1年位会わない期間があって、その後にまた一緒にホットなのを作っちゃうんだ。
Q:みんな楽しみにしてますよ!ではリード曲の“Wassup Wit It”でコラボしているThe Majorsとはどのようなグループなのでしょうか?まだ日本には馴染みがないリスナーもいると思うので。
A:2人のチカーノラッパーのグループで、カリフォルニア州オクスナード市の出身。これが初めて彼らと一緒にやったレコードだったから、エキサイティングだったよ。大抵どのアーティストでも初めて仕事するレコードはそのレコーディングに関してワクワクするし、とにかく最高のワークを捧げたいって思うから。彼らの期待に応えられるようなホットなレコードを作れるよう努めてるんだ。この曲はスタジオでビートを作りだして、それからフックを歌ったりしてたらホットなトラックになってって、曲のタイトルは何にしようかって話になって、彼らはクルマから女の子たちに声を掛けてるみたいな感じのシチュエーションがいいって言い出して、女の子たちに声をかけてみてさぁどうする?レッツゴー、みたいな感じのね。
Q:彼らとはどんな風に知り合ったんですか?
A:The MajorsとはMy Spaceを介して知り合ったんだと思う。確か彼らがオレたちのMy Spaceにアクセスして声かけてきたんだったんじゃないかな。その後にLatin Rap Conventionで実際に彼らに会ったんだ。
Q:今進めているプロジェクト、今後の活動予定を教えて下さい。
A:今は別の部屋でLil’ Robが新しいアルバムの完成に入ってるんだ。他には何があるかな、沢山ありすぎるからね。Kid Frostのニューアルバムに取り組んでて、リリース日程は知らないけど、良いレコードが沢山できてるよ。Epic Sonyと契約した16歳のラッパーMeechもすごく良いラッパーなんだけど、彼のシングル“Cameraphone”がこの夏ドロップされる予定だから、彼のアルバムも近々リリースされると思うよ。
Q:彼はStreetlightのアーティストですよね?
A:そう、彼はSonyと契約したからね。他にはMelissa Lujan、それからInterscope、じゃなくてAkonのレーベルと契約したFlip Sideっていうグループと“Spinnin”っていうレコードを一緒にやったから、ラジオでそろそろかかるかもしれないね。“Lean Like A Cholo”のDownとSnoopをフィーチャーしたレコードもやったんだけど、かなりいい感じに仕上がったね。この夏にラジオでスピンされるだろう。他にも色々あるけどLa Laのアルバムももう直ぐリリースされることを願ってる…。契約面でのつめを今彼らはやってるハズだから。
Q:ご自身のアルバムのリリースの予定は?
A:それも11月にリリースする予定だよ。『Classics for The OGs Volume 2』をね。11月にこっちよりも先に日本でリリースする予定なんだ。(Low Rider)Super Showで来日するタイミングにあわせてドロップする予定なんだよ。Super Showの後に何処よりも早くセールし始めるんだ。前作よりももっともっとビッグな作品にしようと思ってる。今からエキサイトしてるよ。
Q:アナタはこの業界で長いこと活動してきて、ウエストコーストサウンド、特にDeath Rowの盛衰も見届けてきたわけですが、ウエストコーストのヒップホップ・ミュージックシーンが現在置かれてる状態についてアナタ自身はどんな風に捉えてるのでしょうか?
A:自分がやってきた仕事の内容と矛盾してしまうかもしれないけど、1つ言えるのは、オレはウエストコースト・サウンドを本当に好きだからそれがベースになってこの仕事をするようになって、Death Row全盛期なんかはウエストコーストにとってはエキサイティングな時代だったと思うし、SnoopやDre、Dogg PoundやPacの登場で世界的にもウエストコースト・サウンドがビッグになってったわけだけど、世界全体がウエストコーストはそういうサウンドでなきゃいけないんだっていう見方をするようになったんだと思う。そのせいで停滞状態が続いたんじゃないかな。オレは自分のサウンドをウエストコーストサウンドっていうのに固執しないで更なるレヴェルに持っていこうとしてきたし、もちろんビッグ・クラップスやファンクの影響とかベースラインとかあの手のサウンドは大好きなんだけどね。でも自分が作ろうとしてるレコードは進歩していかなきゃならない、新しいウエストコースト・サウンドじゃなきゃいけないって思うんだ。“Lean Like A Cholo”は最近ここウエストコーストのラジオで良く聴くようなダウンサウスミュージックのフレイヴァーを取り入れて、それを丁度良い位のウエストコーストサウンドとミックスさせてみたんだ。Dreっぽいストリングヒッツやビッグ・クラップをいれたりしてね。だからあの曲はオレのヴァージョンのニュー・ウエストコーストサウンドなんだ。現在CDを買ってる子供たちはギャングスタラップやNWA、Death Rowサウンドを聴いて育ったわけじゃないし、彼らはきっとそんなサウンドの存在すら知らないだろうし、彼らにしてみたら、オールドファッションなものだって思うんじゃないかな(笑)。彼らはまだ生まれてない頃だからね。でもそういう彼らがラジオを聴きアルバムを買ってるわけだから。だからあの頃のサウンドを未だにやろうとしてる人たち、例えば彼をディスする気は全くないんだけどGameの場合、彼のマーケティングはNWAとかComptonっていうSuper Gangsta一色みたいな、今までにみんなが持っているウエストコーストに対する既成概念そのものだよね。今後他に一体何人のアーティストが同じようなアングルで売れるんだろうか?あまりいないと思う。既成概念に捉われたサウンドが再びウエストコーストを第一線にもってくることは出来ないと思うんだ。でも才能あるアーティストが沢山いることも事実だよね、例えばGlasses Maloneとか。それからチカーノ・ラッパーたちも注目され始めてるよね。というのも彼らは既成概念から離れた独自のサウンドを作って、ハッスルしてるから。そういう彼らについてる熱狂的なファンたちが実際にラジオにリクエストの電話をかけてくれるし、ダウンロードせずにアルバムもきっちり買ってくれるからね。そうやって彼らはウエストコーストだけでなく他の地域にもその人気を拡大していってるんだ。でもウエストコーストがまた盛り上がってくるっていうヴァイヴは間違いなくオレも感じてる。停滞状態が続いてたけど、また盛り上がることになると思う。ここ数年みんなLil’Jonのビートとかばっかり聴きまくってたからね。誰かが次のウエストコースト・サウンドを打ち出してくればまたこっちに注目が集まることになると思うよ。
Q:なるほど、ありがとうございます♪では最後になりますが、日本のファンにメッセージをww
A:みんなのサポートに感謝してるってことと、みんなの前でまたパフォームする日を楽しみにしてる。オレたちの新しいミュージックに注目し続けて欲しいし、ウエストコーストを中心にアメリカからネクストジェネレーションの才能あるアーティストを紹介していきたいと思ってるからね。いつもチェックアウトしてて欲しいんだ。彼らがビッグになる前に既に彼らのことを知っててもらえたら嬉しいよね。